潮時か 海底撈

 このコラムで、初めて火鍋の海底撈国際(ハイディーラオ・インターナショナル)を取り上げたのは2018年の10月。火鍋と言えば、それまでに「呷哺呷哺」(0520)を視察ツアー参加の皆さんと一緒に北京でお店を訪ね、その繁盛ぶりに感動してこのコラムで取り上げたことがあります。「呷哺呷哺」の株価も8HKD台からその後15HKD以上に急騰し、いい思い出を経験した方も多いかったと思います。「高級路線の海底撈と大衆路線の呷哺呷哺」と言われるくらいなので、「呷哺呷哺」以上に利益を上げるのではと早速同社を研究しました。そしてタイミングよく創業者の張勇氏がパナソニック傘下のコネクティッドソリューションズと自動配膳ロボットの導入の共同記者会見で東京を訪れ、その話を伺う機会があったので、「開店3カ月で収支トントン 6~13カ月で投資回収」(18年10月24日付)、「自動化に活路 AI活用」(18年10月26日付)で同社を紹介しています。

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ビジネスの中心はビッグベイエリア

 「卓越商企」の過去3年間の売上高や純利益、商業不動産の割合、管理不動産の面積、親会社との関連取引など同社目論見書の数字を見てきました。上がるものもあれば、下がるものもある目を見張るべき数字が並べられています。特に親会社との取引が収益の50%以上も続けるとなると、「インサイダー」なのではと、つい疑いの目が向けられがちです。幸いにして同社は2022年の年末までにこの割合を35%以内に抑える目標を打ち出しています。残り65%を自力で市場を開拓しなければならないことになります。この際、会社のバックグラウンドが役に立つことが多いと考えられます。

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自立を図る「卓越商企」

 当社会員に不動産業を営む方が多く、町の目立たない酒屋さんでも実は数百、数千億円のマンションやオフィスビルのオーナーを務める大の地主なので、不動産の儲けのカラクリ(仕組み)を誰よりも理解されています。中国もいよいよ「ポスト開発」の時代に入り、不動産管理がビジネスとしてますます重要となってきます。同じ不動産でも「住」のマンションもあれば、仕事場用のオフィスビルもあります。これまで市場では、万科企業や恒大、万達、緑地集団などが投資対象として注目されていたが、仲介や管理会社も上場する時代を迎えています。現に今月19日にも香港で株式を新規公開(IPO)する会社があります。

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不動産管理は穴場か

 最近の中国株式市場で不動産に関する情報が錯そうしています。「大手不動産の物件管理企業 上場を急ぐ」や「アリババが本格参戦 BEKEにライバル?」または中国恒大集団(3333)の年明け後に迫る8300億元に上る借入返済期限の問題などが取沙汰されています。「不動産投資は次なるステージへ」で不動産が取沙汰される理由について述べています。その中でご紹介の「貝殻找房(BEKE)」の株価はコラム公開日の8月17日の38.72ドUSDから先週金曜日(9日)の66.45USDと70%以上上昇しています。

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