取り締まりと奨励に明暗 NEV業界が明るい

 独禁法違反や個人情報の不正収集、学習塾の公益事業化など資本の秩序なき拡張に対して中国政府は7月に矢継ぎ早に一連の取り締まり策を打ち出したお陰で株式市場の関連銘柄は大きく値を下げています。一方で7月30日、最高意思決定機関の政治局会議では下半期(7~12月)の経済運営について、新エネルギー車(NEV)の発展加速を支援する方針を明確に打ち出しています。経済政策で取り締まりと奨励をはっきりと打ち出されているマーケットで投資家の選択肢は?

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REEVからBEVへ 理想汽車

 ハイテク株が下落を続けている中、米大手ファンドや機関投資家が買い増しを進めている中国概念株があります。理想汽車です。2015年に設立し、20年7月ナスダックに上場、約1年後の今月12日に香港市場に再上場した新エネルギー車(NEV)の新鋭企業で、蔚来汽車(NIO)、小鵬汽車(9868)と並んで「NEV三銃士」と言われることはこのコラムですでに取り上げていますが、注目されているわけとは。

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新エネルギー車とオンライン診療

 中国概念株の暴落で中国投資を見直す議論が出ています。市場が暴騰暴落の際、様々と理由付けられますが、一つだけ変わらないのは暴落後に必ずまた反騰もあるということです。2007年上海A株指数は史上最高値の6124ポイントを、2015年に5178ポイントを記録した後、いずれも暴落を経験しました。08年の金融危機を経験した後、09年3月にオバマ大統領(当時)が「投資の時が来た」と、株式市場の底打ちを宣言しました。そして15年後半からの市場低迷はおよそ1年間続き、2017年最初のコラムは「2017年は投資の年となる」というタイトルで大相場の到来を大胆予測しました。「徐さんの中国株」で取り上げた銘柄の多くが大きく上昇し勉強会での皆様の笑顔が未だ忘れることはできません。ソフトバンクとブラックロックの話しをしましたが、その他機関投資家は最近の中国株をどう見ているのでしょうか。

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