利益が下がっても開発支出増

 米フォーチュン誌の「フォーチョングローバル500(FORTUNE Global 500) 」の2021年版には、中国企業が前年より11社増えて143社になり、米の122社を抑えて再びトップを抑えました。2000年にランクインした中国企業はわずか9社(米179社、日本107社)だったのが、19年には129社で米を逆転し、21年まで3年連続世界一位をキープしたのです。しかし中国企業は「大きくて強くない」と一部で見られていたが、これを払しょくしようとする動きが各社の決算から垣間見ることができました。

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「鉄の女」を社外取締役に アントグループ

 アントグループは、アリババが本決算(5月26日)で同社の業績を報告した数日後に、同社公式サイトで経営陣更新(刷新)後の新メンバーを公表しました。中でも社外取締役と社内取締役の割合がそれぞれ50%、女性役員の割合が三分の一を超えたことのほか、一段と注目される人事も発表したのです。

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アントグループ初配当 海外投資が収穫期

 大手各社の第1四半期や昨年度の本決算がほぼ一巡しました。景気後退と諸規制で国内での売上高が鈍化している一方、海外での売上高を伸ばしている企業が複数あります。テンセントのゲームも国内では6%の伸びに対して海外では31%増と依然高成長を維持しています。アリババ傘下の金融会社、アントグループも当期決算で海外での投資収益で240億元を貢献しているとアリババの決算で明らかになっています。

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