買戻し価格400元のBYD バフェット氏約40倍の利益

 BYDの株価はこのコラムを書いている時に、A株に続き、H株も史上最高値を更新し、10日、A株の株価は8.19%高の348.8元、H株の株価は5.27%高の315.8HKD、時価総額は1兆154億1千万元で中国国産車メーカーとして初の1兆元入りを果たしたことになります。深圳に本社のある会社としてテンセント(0700)、中国平安保険(2318)、招商銀行(3968)に続き、時価総額1兆元入りの4番目の会社となっています。

続きは会員登録(有料)してからお読みになられます。

入会案内を見るログインページへ

時価総額世界3位 快進撃を続けるBYD

 中国電気自動車大手のBYD(1211)は8日、深圳で年次株主総会を開き、株主の他、メディアやアナリスト数百人が殺到し、立席も埋まるほど同社史上参加人数最多の株主総会(王伝福会長)だったと言います。関心の高さの裏付けでしょうか、翌9日の株式市場で同社A株の株価は史上最高値、H株の株価も取引時間中に史上最高値に迫るまで上昇しました。

滴滴(DIDI)上場廃止、6月12日にも OTC取引へ

 5月26日から取引停止になっていた福建省アモイの港湾会社、厦門国際港務(3378)は6月6日(月)に取引再開すると、株価は40%以上急騰しました。取引停止の同日にも27%上昇しているので、短期間で7割近く急騰したことになります。国有企業の厦門港務投資運営に、取引停止前の1.45HKDより55.17%高い2.25HKDで公開買付の形で吸収合併(上場廃止)されるので買いが殺到したのです。
 しかし、上場廃止を申請したが、株式の処遇や株価の提示がないまま今月12日に上場廃止になる会社があります。中国配車サービス大手の滴滴出行(DIDI)です。

続きは会員登録(有料)してからお読みになられます。

入会案内を見るログインページへ