国有企業も私有化 中国中薬

 「私有化」は証券用語ではなく私の「造語」です。正式用語は公開買付(TOB)または非公開化ですが、日本語で「私有化」は読めなくもないので、便宜的にこのコラムで使っています。上場廃止させることですが、決して「私物化」ではなく、上場(流通)株式を買い取って消却することで、私(非公開)企業にすることです。私企業というと民間企業と思われがちですが、国有企業も「私有化」することがあります。現在進行形の「中国中薬」がまさに国有企業なのです。

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TOBも選択肢?高配当続く中国動向

 中国動向(3818)はスポーツウエア大手の李寧(2331)から2004年に分離独立したスポーツ用品の会社で、2007年に発行価格3.98HKDで香港市場に上場しています。「Kappa」と「PHENIX」ブランドを傘下に収め、五輪イヤーの今年再注目されるのではと先週株価か二日間で20%以上急騰しました。

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「吸い殻」銘柄化の中国動向

 日経平均はついに史上最高値を更新し、1989年12月29日と同様、2024年2月22日も高値更新日として今後何十年も語り継がれることでしょう。一方、ハンセン株価指数も同じように4年連続の下落として23年は中国(香港)株式市場に刻まれるのではないでしょうか。4年連続の下落で通算45.6%が下落し、ETFを買って今日まで保有していたら約半値まで元本が消えてなくなったことになります。公開市場だけでなく、未公開(IPO)市場でも・・・

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