徐さんの中国株

業績安定なのに株価が下がるのはなぜ

4月1日、新年度始まりの日。都内、皇居を眺めるホテルの6階ラウンジで決算資料を手に北控水務の李海楓執行役員は改めて2017年度の決算結果を説明してくれました。「決算結果は悪くはないのになぜ株価が下がったのか」と投資家は当然に思う疑問だからです。

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   左 北控水務李海楓氏 右 徐学林

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アクシデントの時は

視察団で訪問した企業をレポートする最中ですが、今週は各社決算発表のピークを迎えました。予想通りの好決算が発表されると、株価が5~10%の上昇、予想外の発表になると、同じように5~10%の下落、というパターンが見えてきます。株式市場の動きは分かりやすいものです。現に北控水務がそのうちの1社になったのです。

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PERの低い製薬会社は沢山あるが、成長性では

製薬会社で昨年から株価が大幅に上がった会社が複数社あります。中には当社視察団で訪問しただけでも石薬集団(1093)、中国生物製薬(1177)、麗珠医薬(1513)などが含まれます。しかしPERを見てみると、1093は約49倍、1177は約48倍、1513は約35倍と、株価のさらなる倍増を望むには少し時間がかかるのではとも思われます。PERが低くて成長性のある製薬メーカーはほかにないものでしょうか。

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時価総額1000億香港ドルも夢ではない

視察団から戻ると、トランプ米大統領が米通商法301条に基づき、中国からの輸入製品に高い関税を課す制裁措置を発動することを決定したことが伝えられ、世界の株式市場が暴落に見舞われました。全面的貿易戦争になると得する国はどこもありませんが、ここは英知と知恵が求められる時です。

さて、今日のコラムをどのように書くかも知恵を絞るところです。というのも、このコラムのアップと同時に、今日取り上げる会社が2017年度の本決算を発表するからです。

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医薬品の中の出遅れ感銘柄

このコラムがサイトにアップの際、ちょうど視察団から帰国したところです。今月18日から22日にかけて洛陽、鄭州、上海を訪ねてきました。視察ツアー途中の19日、前回のコラムで触れた石薬集団は2017年度の本決算を発表しました。その結果を受け、20日の同社株価は前日比10%以上も買われ、連日史上最高値を更新しています。

(視察団の詳細は4月5日の勉強会でご報告します。関心のある方はどうぞご参加ください)

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医薬品セクターも上位に集約

香港証券取引所(HKEX)はこのほど上場規則の改訂を表明し、将来有望視されるバイオ系製薬会社の上場前提となる3年連続の黒字という条項を修正されることになり、赤字会社にも上場の門戸を開くことになりました。「高い株ほどよく上がる 石薬集団」を昨年4月にこのコラムで取り上げていますが、同社株価はそれからさらに倍以上上昇しています。

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黒字化はすぐそこまで

金蝶国際の本決算が発表されてから株価が一時大きく跳ね上がりました。内陸の市場は「ドリーム」や「ストーリー」で株価が動くことも多いのですが、香港市場は企業の実績が伴わないと、株価も「放置」されてしまいます。では、金蝶国際のこの先はどうなるのでしょうか。

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粗利率81.5%のソフト企業

金蝶国際(0268)を取り上げたのは昨年の6月、株価が3.1HKD未満でした。その後、8月には「金蝶国際の中間決算を読む」、10月には「金蝶国際 株価は動いた」、「金蝶国際 株価疾走?」とほぼ2か月に一回同社を取り上げてきています。同社は今週2017年度の本決算を発表し、株価もついに史上最高値を更新しました。

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「ビデオは過去 オーディオは現在 スマート化は未来」

電化製品のスマート化は時代の流れ。日本の大手家電メーカーが未来型エアコンをデザインする際、中国の某大学美術系の学生を動員して風船やロウソクなど風の流れを様々な道具で表現するように依頼し、その現場に立ち会ったことでスマート家電の設計の初期段階を目撃したことがあります。

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スマート家電がヒット商品に

アマゾンのEchoとアップルのHome Pod、スマート家電として注目されています。テレビやエアコン、冷蔵庫など一般家電製品の生産台数こそ中国はほとんど世界一となりましたが、スマート家電では今から追いつき、追い越す段階に差し掛かっています。その中で注目すべきスマート家電メーカーがあります。

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「今後3~4年、電気自動車は爆発的に増える」

「日本は環境基準でも技術でも世界トップレベルのマーケットで一民間企業としてどうやってトップレベルのマーケットまで進出できたのか」投資家のみならず、一般人でも疑問に思うところですが、趙総経理は快く且つ自信満々に答えてくれました。

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「クリーンエネルギーは100%実現可能」

「スマートエネルギーWeek2018」は2月28日から三日間開かれたのですが、初日会場に着いた時に、ちょうど開幕式が行われ、出展メーカーの代表が壇上で紹介され、アポイントを取ったBYDの趙総経理の名前が呼ばれるところでした。創業者の王伝福董事長の顔そっくりなので、一瞬王氏が開幕式に出ているのかと錯覚しました。

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BYDのその先は

吉利汽車のダイムラー株式の取得で、新エネ車の業界地図が塗り替えられるのではないかとの憶測が飛び交っています。それもそのはず、ダイムラーは2010年にBYDと、2017年7月に北京汽車と新エネ車についてそれぞれ提携を発表したからです。そうした中で、BYDは2017年の本決算速報を発表しました。

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リープフロッグ 一度あったら二度あり?

2010年、吉利汽車がスウェーデンの自動車名門、ボルボを買収する際、「蛇呑象」(蛇が象を呑み込んだ)という文字が紙面を飾った。あの農民出身の李書福(吉利会長)がヨーロッパの名門を再生するわけがないという意味合いも込められていたのです。

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民間の中小企業からグルーバル企業に

旧正月が明けると、連休明けを待っていたかのようにビッグニュースが次から次へと入ってきました。民間保険大手の安邦保険が期限付きで監督機関の中国保険監督管理委員会の管理下に置かれたことや吉利汽車がメルセデスベンツの親会社ダイムラーの株主になったことなどいずれも専門紙トップを飾るぐらいの記事が相次ぎました。

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注目すべき市場での買い増し

中国のエコカーは政策の支援のお蔭で急速に伸びています。自動車工業協会の発表によると、1月の新エネ車の生産台数は前年同月比460%増の4万0567台(純電気自動車は2万7802台、ハイブリッド車は1万2765台)、販売台数は同430%増の3万8470台(純電気自動車2万6753台で、ハイブリッド車は1万1717台)と、前年比大きく伸びています。

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業界再編は自動車チェーンにも

春節の長い連休を終え、香港市場は内陸市場に先駆けて20日取引が再開されました。自動車セクターの株では、信邦控股(1571)が5.1%、吉利汽車(0175)は2.4%、正通汽車(1728)と広州汽車(2238)はそれぞれ3%高となっています。1月の自動車販売台数は前年同月比8%高、新エネ車に至っては同4.3倍増の発表で自動車株全般に追い風となっています。

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レッドオーシャンで物色するよりブルーオーシャンで

 中国は旧正月(春節)の真っ只中です。期間中の帰省人口が7億人を超えるまさに民族大移動そのものです。連休の直前、米市場の暴落に端を発する世界同時株安。これも様々な会合の際の話題となりました。今年は特に自動車に関する話題がひと際目立っています。

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微成長でも 9年連続世界一

中国自動車工業協会は1月11日、2017年の自動車の生産台数は前年比3.19%増の2902万台、販売台数は同3.04%増の2888万台だったとを発表しました。伸び率こそ前年比11.27Pと10.61P下落したものの、9年連続世界一を維持したことに変わりはありませんでした。お蔭で自動車関連の株価が大きく上昇した会社が続出しました。

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