証券会社の投資チャンスは

 4月の中国A株上場証券会社の業績(決算速報)がほぼ出そろいました。1~4月の純利益は前年同期比43%、売上高は39%とそれぞれ増えていますが、3月比では、純利益は55.8%、売上高は約42%減少しています。年初の勉強会で、今年の中国株(香港市場)の展望について、2017年は一本調子で右肩上がり、2018年3月からは一本調子で右肩下がりに対して、今年は上げ下げが交替する相場になると予想を述べさせてもらっています。証券会社の業績から早くもそのような様相を出始めています。

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ウォーレン・バフェット銘柄のBYD この先は

 米中貿易戦がいよいよ正念場を迎えます。貿易戦の本質はすでに取引というカテゴリーを超えて「構造改革」に深入りし、譲ろうにも譲れないというところまで迫られています。構造改革の一つに企業に対する政府「補助金」の問題がクローズアップされています。例えば、著名投資家のウォーレン・バフェット氏が現在唯一保有している中国株の比亜迪(BYD)はまさに補助金を受ける対象企業の1社なのです。そのBYDの運命は?

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バフェット氏の中国株歴

 バークシャー・ハザウェイの株主総会に中国人投資家が殺到し始めたのは凡そ10年ほど前からです。毎年の株主総会後に、「ウォーレン・バフェットとランチをする権利」というチャリティーオークションが行われ、2006年に62万ドル(1ドル=約110円)、2008年には211万ドル、2015年には、234万ドルとそれまでの最高額を中国人投資家に次々と塗り替えられたことで神様としての地位を中国人投資家の間で不動にさせてしまったからです。そして氏が中国石油(ペトロチャイナ・0857)の株をいいタイミングで投資し、またいいタイミングで売却したことでも中国人投資家を驚嘆させてしまったのです。

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