美団点評史上最高値更新 株価の上方修正も

 香港株式市場のハンセン指数は3月の21700ポイント台から今週26000P台まで回復しましたが、2018年の高値33000Pと2019年の高値30000P台までまだまだ大きな開きがあります。しかし一方、テンセントやアリババなど市場の代表的銘柄は相次ぎ上場後最高値を更新しています。上場して2年未満のフードデリバリー最大手の美団点評(3690)の株価も公募価格の69HKDから先週金曜日(3日)193HKDと3倍近く高騰し、一部投資銀行では、同社目標株価を早くも214HKDまで上方修正しています。

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史上最高値を更新したが、テンセントの株価の行方は

 中国IT大手のテンセントの株価は破竹の勢いを続けています。今年1月24日付「徐さんの中国株」の「経営者として立派だが、株価には無頓着?」では、同社馬化騰(ポニー・マー)CEOが自社株を売却すると、その後同社株価は必ずと言っていいほど上昇を続けると触れています。馬CEOは先月9~12日の四日間、自社株964万株を再度市場で手放しました。一株当たりの売却価格は433.4~450.2HKDの間です。そして同社株価は7月3日(先週金曜日)、上場来最高値の529HKDを記録したのです。

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テンセントと持ちつ持たれつ

 テンセント(0700)の株価が史上最高値をあっさりと更新しています。2年前の大幅な構造転換を経て2019年度の本決算と今年第1四半期の業績報告で売上高に占めるゲームセクターの割合は引き続き縮小したものの、依然として利益の約3割を占め、コア業務であることに変わりはありません。そのコア業務を陰で支える会社は複数ありますが、その内の1社はまもなく香港で上場することになります。

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