番外編 リチウムイオン電池の企業主が長者番付に

 今年の中国版長者番付「胡潤百富」に、リチウムイオン電池製造の寧徳時代(深圳創業板上場)創業者の曾毓群氏が3位にランクイン。会員誌「先見経済」の今年7月号に「香港、シンガポール長者番付の変遷から見る中国企業家の活躍」を寄稿し、その中で曾氏を取り上げています。その一部を抜粋してご紹介します。

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長者番付から見る業界の変遷

 不動産企業のデフォルトで市場を騒がせている中、中国政府は今月23日不動産税(固定資産税)の試験的導入を発表しました。そんなタイミングで民間研究機関、胡潤研究院が中国版長者番付、「2021胡潤百富」を発表し、中国恒大集団(3333)創業者の許家印氏は、前年の5位から70位に「転落」し、上位10位から不動産長者が全員姿を消したことが注目されています。

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自転車操業か 金利14.5%の社債を発行した花様年

 もう十数年も前の話しですが、「国内で需要があって金利8%で資金を集めてくれないか」と誘われたことがあります。不動産業の高度成長期に差し掛かる時期と重なりますので、8%もあながち嘘ではなかったとその後の市場を見て思いました。現在取引停止中の花様年控股(1777)は2016年10月4日、期限を5年とする、金利7.375%の米ドル債を発行し、それが今回デフォルトになった2億0560万ドル分だったのです。そしてついに今年の上半期に14.5%という高金利の社債を追加発行した羽目になったのです。

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増収増益の花様年は取引停止に

 中国不動産大手、「花様年(ファンタジア・1777)」は重大な(資産)譲渡の告示があるとして9月29日から株式の取引停止を発表。そして10月4日、同社は2億0560万ドルの社債が期日通り償還できなかったことを公告しました。10月18日、ムーディーズがA株、H株上場の中国不動産関連会社7社の格付けを一斉に引き下げ、すでに動揺している不動産市場にさらに衝撃をもたらしたのです。

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