ユニツリー、Cラウンド融資完了 出資者に大手の面々

 中国のロボット開発スタートアップ企業である杭州宇樹科技(ユニツリー・ロボティクス)のCラウンド融資が既に完了し、出資者の詳細がこのほど明らかになった。
 情報サイト、「金融界」が19日市場筋の話として纏めたところによると、同社Cラウンド融資の決裁が昨年末に完了し、出資者名簿には、中国移動(チャイナモバイル)傘下のファンドやテンセント、アリババ、アントグループ、吉利汽車傘下のジーリーキャピタルなどが含まれ、既存株主の多くも同時に出資を続けたという。ユニツリー側はCラウンド融資が完了したとコメントした。
 ユニツリーは2016年に設立され、これまで9回にわたって融資を募集し、2024年9月の出資者名簿に、北京機器人産業投資基金、美団龍珠、中関村科学城、琥珀資本、上海科創基金、セコイア・チャイナ、中信証券、祥峰投資中国基金(バーテックス・チャイナ・ファンド)などの名前が並べられている。
 融資を受けた同社の評価額は80億~100億元(1元=約20円)と推測される。
 同社は5月29日、社名を「杭州宇樹科技有限公司」から「杭州宇樹科技股份有限公司」に変更し、株式を意味する「股份」を付けたことにより、株式公開の準備も進んでいると見られる。

 

 

 

 

 

 

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