中国恒大集団傘下の電気自動車（ＥＶ）メーカー、恒大新能源汽車集団（恒大汽車・0708）の株価は２７日、取引再開後に急伸し、午前９時４０分頃、前日比１１３％高の０．８１ＨＫＤまで買われた。
今月１６日、市場では、同社大株主と第３者との間で、同社株式２９％の譲渡について合意したと伝えられた。翌１７日、同社株価が約７０％高騰した後、公告発表のためとして香港証取に取引停止を申請した。
同社は２６日の夜、大株主の恒大集団、恒大健康産業集団、Ａｃｅｌｉｎ Ｇｌｏｂａｌ Ｌｉｍｉｔｅｄが保有する６３億４８００万株（発行済み株式の５８．５％相当）のうち、３１．４５％（発行済み株式の２９．０％相当）を第３者の買い方に即日譲渡し、残り３２億３００万株（同２９．５％相当）については譲渡契約後の一定期間以内の選択権を行使できるターゲットとすることで合意したと発表した。
同合意に基づき、買い方は同社に与信枠を提供するとした。恒大汽車は買収されることになる。