香港市場で、検索大手の百度(バイドゥ・9888)の株価が13日の取引時間中に一時10%以上急進した。
同社は13日、自社の人工知能(AI)モデル「文心一言(アーニー)」を4月からPCとスマホAPPの全ユーザーに無料で提供すると発表した。また、ディープサーチ機能もオンラインし、同日より同時に無料で利用可能となる。
同社は2013年より自動運転などAIを活用した応用を進めてきたが、DeepSeekなど新進企業に追い越される面があり、株価も低迷していた。
中国国内では、アリババグループや字節跳動(バイトダンス)など大手IT系企業間で競争が繰り広げられているが、百度の開発加速でさらに価格競争が起きると見られる。