MSCI 資本規制なら指数採用見送りも

MSCIのHenry Fernandez CEOは23日、米フロリダ州で行われたInside ETFsで、中国が更なる資本規制を行う場合、中国A株をMSCIの新興国市場指数採用のアプローチを中止する可能性があると指摘した。

中国の人民元対米ドルの為替は昨年7%ほどの元安で、1994年以降最大の下げ幅となった。中国の景気後退とドル高が背景にある。

ここ数ヶ月中国は為替の安定を目標に、個人と企業の海外への資金移動に関して規制をかけているが、これ以上の規制を行わないとしている。

Henry Fernandez氏は、中国はこうした規制を撤廃しなければ、A株をMSCIの指数に採用することが難しくなる。顧客により良いサービスを提供することができないからだとその理由を述べている。

MSCIは毎年の6月指数の組入れを行っているが、昨年6月、3年連続でA株を指数に採用することを見送った。(ロイター)

 

 

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