シェア拡大から生産性向上へ 黒字転換の美団点評

 日本の高島屋が上海での営業継続発表に続き、27日、米会員制卸売大手のコストコが上海で実店舗をオープンし、買い物客が押し寄せて駐車場は3時間待ちで、商品の売り切れが続出し、閉店時間を繰り上げて営業打ち切ったニュースが流れてきました。嬉しい悲鳴に日本のスーパーや百貨店経営者から見ると何と羨ましいことでしょう。消費の強さは小売りだけではありません。景気低迷していると言われる中、飲食の出前サービスを主力事業とする美団点評が初の黒字決算を発表しました。

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強いところはさらに強く、高い株はさらに高く

 高島屋が今年6月、出店先の上海から撤退すると発表しましたが、閉店二日前の8月23日、営業を継続すると再発表したのです。営業継続の理由は家主さんとの交渉が成立し、「数年以内に継続的に黒字化できるめどがたった」(共同通信)と言います。中国の消費水準が日本にそん色のないところまで成長してきていることが高島屋を思い止まらせたのではないかと思われます。
 株式市場でも、消費関連銘柄が外部環境に関係なく、高騰を続けています。

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引当金は一時的なもの

 香港の混乱は地元経済に打撃を与えていることは言うまでもありません。投資家の市場に対する自信への影響はこれまた計り知れないものがあります。しかしデモ参加者でさえ、徒歩で集合場所に集まっているわけではありません。人の移動さえあれば必ず利用するのは公共交通機関で、香港で言えばMTR(0066)です。
 同社は今月上旬、今年上半期の決算を発表しました。

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