コーヒーは美味しいが商売や株価とは別物

 私がコーヒー事業に関心を持っているのは、邱先生の事務所時代、雲南でコーヒー事業の立ち上げに直接かかわっていたからです。もともとコーヒーが好きな自分で、雲南産アラビカ種ティピカ特有のフルーティーで果実のような香りが残る後味は心身ともにリラックスさせてくれるのです。いずれ中国人もお茶からコーヒーを飲む時代になると先生は予言されていたが、瑞幸珈琲(ラッキンコーヒー)の出現で先生の予言は見事に的中されたと言えます。2017年10月に一号店をオープンさせてからラッキンコーヒーは2019年末現在ですでに中国内陸で4500店舗以上を展開するところまで急成長したのです。しかしコーヒーは癒してくれるが、商売はまた別物だと痛いほど私自身経験したのです。

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「自爆」のラッキンコーヒー その影響は

 「『高配当崇拝』裏切られたが HSBC」のレポートで「投資家が真っ青になった」ことを取り上げましたが、同じ時刻に米市場で起きたことがさらに多くの投資家を唖然とさせたのです。
 「徐さんの中国株」は香港市場上場の中国内陸の成長企業をメインに紹介していますが、しかしこの日の「徐さんの中国株」検索でトップに躍り出たのは何と米上場の瑞幸珈琲(ラッキンコーヒー)だったのです。何をもって投資家の皆さんがラッキンコーヒーの情報を検索しようとしたのでしょうか。

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「高配当崇拝」裏切られたが HSBC

 4月1日はエイプリルフール(万愚節)。西側諸国では「罪のない嘘をついて良い」とされる日。この日の朝、香港(イギリス)代表的な銀行の香港上海銀行(HSBC)が証券取引所経由で公告を発表し、これが機関や個人を問わず投資家の間で大きなざわめきが引き起こされたのです。エイプリルフールで西側特有の「ジョーク」かと誰もが思ったのですが、証券市場の取引が始まったらHSBCの株価がいきなり10%近く暴落したのを目のあたりにすると、これは「ジョーク」では済まされないことだとみんながやっと気が付き、そして真っ青になったのです。何が起きたのでしょうか。

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