アリババより人気? 京東の「香港回帰」

 網易(ネットイース)はいよいよあす(11日)、「香港回帰」の株式を公開します。網易に続き、京東も8日、香港2次(重複)上場の公募を始めました。公募価格の上限は236HKDで、初日の申し込みは420億香港ドルを超え、倍率にして26倍を数えることになります。
 昨年11月「香港回帰」したアリババ初日の公募には70%、翌日には4.78倍、締め切りまで42.4倍の個人投資家のお申し込みがあったというので、初日にしてアリババを超える人気ぶりだったことがわかります。

続きは会員登録(有料)してからお読みになられます。

入会案内を見るログインページへ

日本に進出して更なる成長を求む ネットイース

 網易(ネットイース)株式の香港への回帰と同時に実業では日本への進出も今月明らかになりました。同社は5日、公式サイトで日本で次世代家庭用ゲームの制作を目的とする「桜花スタジオ」を東京渋谷に設立したことを発表しました。現在家庭用ゲーム制作の経験を持つディレクターなど人材を募集中であることを同時に明らかにしていますので、関心のある方は応募してみては如何でしょうか。2019年の同社ゲーム売上高に占める海外事業の割合が初めて10%を超えていますので、海外事業特に日本での事業展開が大いに期待されています。

続きは会員登録(有料)してからお読みになられます。

入会案内を見るログインページへ

「当社はまだ成長途中にある」 ネットイースCEO

 網易(ネットイース)が今月11日、香港証券取引所のメインボードに上場することが決まりました。2日から公募を開始し、本日(5日)正午で申し込みの締め切りとなるが、公募価格は一株当たり123HKDだと伝えられ、4日までの申し込みは発行予定株数の131倍にも上り、個人投資家向けの515万株を2100万株まで拡大するだろうと見られます。ナスダック上場20年のIT系老舗企業がなぜ香港市場でこれだけの人気を集めているのでしょうか。

続きは会員登録(有料)してからお読みになられます。

入会案内を見るログインページへ

インターネットの老舗 ネットイース香港上場へ

 米中対立が深まる中、5月23日、米商務省は新たに33社の中国企業を「エンティティリスト」に指定したことが明らかになりました。ハイテク系企業が中心なのですが、「網易考拉(ネットイースコアラ)」の名前もがリストアップされているのに引っかかって、ゲームやECの企業が何故エンティティリストにと、同社マネージャーで20年以上も大学の後輩に確認したら、「うちではなくただの翻訳間違いだ」との返事。同社創業者でCEOの丁磊氏も個人のウェイボーで「当社の英文名はKaolaであってCloudmindsでもNetPosaでもない。安心してKaolaでショッピングしてください」と自ら訂正したのです。一部媒体が記事を急ぐあまりリストにある「NetPosa and the subsidiary」の中国語名を「網易考拉」と誤訳したのがそもそもの始まりだったのです。
 アリババが創業した翌年の2000年に米に上場した網易はいよいよ今月香港市場に回帰(2次上場)することになります。

続きは会員登録(有料)してからお読みになられます。

入会案内を見るログインページへ

回帰株の中でどれを選ぶか

 中国概念株(チャイナコンセプトストック)とは、主に中国本土で事業を展開しながらその株式を海外、主に米国で公開している中国企業株のことを言います。現在総数約250社に上りますが、その大半はIT系企業なのです。20年前に上場した網易(ネットイース)もあれば、今年の5月に新規上場した金山雲(キングソフトクラウド)もあります。IT系企業の米上場にはわけがありますが、そうした企業の本土または香港市場への回帰が俄然増えています。回帰について2次上場(重複上場)とも呼ばれますが、実は個人投資家にもチャンスなのです。

続きは会員登録(有料)してからお読みになられます。

入会案内を見るログインページへ