ブラックスワン? HSBC反転なるか

 香港上海銀行(HSBC)と中国平安保険は約15年の間、株主の立場を逆転したのです。2002年の出資から、2012年の譲渡までの10年間、平安保険の筆頭株主として君臨したHSBCは、譲渡について「(平安保険への投資は)ここ10年来最も成功した投資の一つだった」と評価していたが、今月、HSBCの単独一位の株主に返り咲きした平安保険は、HSBCと同じように、成功した投資だったと評価できるのでしょうか。

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中国平安保険、HSBCの筆頭株主に返り咲き

 「徐さんの中国株」コラムで「苦節十年 黄金の十年の幕開け」(2017年10月30日付)、「十年一昔 立場逆転の平安保険とHSBC」(2017年12月8日付)で、「フィンテックのユニコーン企業」(2018年5月2日付)として中国平安保険(2318・以下「平安保険」という)の成長振りをご紹介しました。平安保険の株価はちょうど60HKDでしたが、その後最高で98.68HKDまで上昇し、60HKDを割り切ることはなかったのに対して、同じ時期のHSBC(0005)の株価は70HKD後半から現在20HKD後半まで落ちています。

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アント・グループは儲かってるが、株も儲かる?

 「1時間でファンド5本が102億元売り上げ、公募ファンドに新記録」。こんな見出しの記事が25日の早朝から中国の経済記事のサイトに出回っています。易方達など投資信託5社が今月22日、アント・グループと戦略的投資家サブスクリプション契約を結び、アント・グループの公募価格で同社株を組み入れるロックアップ期間18カ月の新しい投資信託を発売すると発表し、発売日は25日からだというので、早速申し込みが殺到したということです。同ファンドは総額600億元で、その内の約10%はアント・グループの株式だというのに、アント・グループの上場がヒートアップしている現実が見えてきています。

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ゼロサムゲームに挑戦状 貝殻找房(BEKE)

 アリババとのタイアップが明らかになった16日の易居控股(2048)の株価が約10%急騰した後、翌日ほぼ元サヤに戻ったのですが、一方の貝殻找房(BEKE)は約12%急騰した後、高値(22日は米株安の影響で同社株価は2.11%安)をキープしたままで推移しているのを見ると、アリババの業界参入はBEKEへの影響が限定的のようで、アリババの参入はむしろ市場(パイ)は十分大きいことを示したようだと指摘されます。

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アリババが本格参戦 BEKEにライバル?

 ちょうど1カ月前、テンセントやソフトバンクグループが大株主の不動産情報や仲介大手の貝殻找房(BEKE)のニューヨークでのIPO情報を取り上げています。取り上げた日(8月17日)の株価は38.72USDで、先週金曜日(9月18日)の同社終値は58.37ドルで、50%以上高騰したことになります。不動産仲介の強力なライバルの出現にBEKEの株価を押し上げたのです。

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