ポートフォリオ収益率3.6%の中国平安保険

 香港上海銀行(HSBC)の話しをすると、中国平安保険(2318)を避けて通れません。高度成長期の平安保険の大株主(2002年)だったHSBCがその後(12年)持ち株を手放して莫大な利益を上げていたが、売却の5年後(17年)に、今度は平安保険がHSBCの筆頭株主になり、かつての主従(株主)関係が逆転したのです。まさに中国の高度成長を裏付ける株式市場でのケーススタディだったと言えます。

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安定した利回りが売りのHSBC

 香港上海銀行(HSBC/0005)は1865年香港で設立され、同年上海で開業して以来まもなく160年を迎えます。1997年香港の中国返還を前にして本部をロンドンに移したが、20年第1四半期の売上高106億ドルのうち、香港では46億ドル、全社でのシェアは43%を占め、純利益でも香港市場は28億5千万ドルを創出し、同社純利益の88%を占める重要な市場であることに変わりはありません。

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配当と自社株買戻しで株主に還元 HSBC

 香港市場の自社株買いが株主重視か否かを測る物差しの一つとなっています。昨年からテンセント(0700)やAIA(1299)などの億単位の自社株買戻しが話題となりましたが、今年に入り、3月15日までで自社株買いの実施企業数は前年同期より59社多い112社、買戻し総額は昨年同期の3倍にあたる361億2千万香港ドルに達したことが証券統計の同花順の纏めで明らかになりました。

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