上場廃止を明らかにした中国自動車大手の東風集団(0489)は27日、今年上半期の決算を発表した。
1~6月の売上高は6.6%減545億3300万元、経常利益は28.0%増の75億9900万元、株主に帰属する純利益は昨年同期の6億8400万元から92%減の5500万元となった。
大幅な減益について、同社は業績予告で、合弁事業の普通車ブランド市場の継続的低迷により売上高、利益共に大幅に減少したこと、市場の熾烈な競争に対応するため、自社ブランドの研究開発、ブランド構築、チャネル開拓、マーケティングへの投資を強化したことによるものと分析した。
上半期のグループ販売台数は14.7%減の82万3900台、うち新エネルギー車は33%増の29万4400台だった。自主ブランド、合弁事業ブランドの販売が前年比下落の中、子会社で同社の上場廃止に変わって香港市場に上場する嵐図汽車(VOYAH)の販売台数は84.8%増の5万6100台となった。
同社は8月22日、再編計画を発表し、グループとしての香港上場を廃止し、新エネルギー車の高級ブランド「嵐図」を新規に上場させることを明らかにした。既存株主には現在保有する1株につき、6.68香港ドルの現金と新規上場の嵐図の株式(0.35株)が割り当てられるという。