徐さんの中国株

弱気相場でも堅調な株が

「11・11」はアリババ傘下ECモール「タオバオ」のセールの日。「独身の日」と名付けされたり、「顧客感謝の日」(アリババ創業者ジャック・マー)と命名されたりしてオンラインショップも実店舗もこれに便乗してバーゲンセールを行うことに変わりはありません。香港発ドラッグストアの莎莎國際(SaSa)も今年の8月「タオバオグローバル」と提携し、同社もニューリテールに参入することになったのです。初参加の「11・11」売上高の発表も楽しみです。

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インフラが整い、訪港客増が追い風

内陸と香港を結ぶ高速鉄道が9月に、香港・マカオ・珠海をつなぐ55キロと世界一の海上大橋が10月にそれぞれ開通したことが香港の小売業にとっても追い風となっています。何故なら、粤港澳大湾区(広東・香港・マカオビッグベイエリア)には6956万人の人口と中国GDPの12.17%を占める10兆元規模の経済圏があり、海上、陸上共に2,3時間でこれをつなげるようになったからです。

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香港小売業の厳冬は過ぎたか

「輸出と投資が落ち込んだら消費がけん引役に」。内需の振興と拡大は米中貿易摩擦の前から景気を支える合言葉のように政府民間を問わず共通した認識になっています。海外からの商品をもっと輸入しようと、国レベルの輸入博覧会が現在上海(5日~10日)で開かれています。国別パピリオンの展示など2010年の万博に匹敵するくらいの規模で、政府は経済の立て直しに本腰を入れようとしています。

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中国(香港)株、いまは底か 注目のポイントは

外食産業についてレポートを纏めているところ、先週末の株式市場は大商いに伴って中国内陸・香港市場共に大きく上昇し、ほぼ全面高の様相となりました。
米中貿易摩擦に足を引っ張られている株式市場ですが、米トランプ大統領が自ら中国の習近平主席に電話をかけ、G20で貿易問題についてゆっくりお話をしようと持ち掛けたのです。年末を控えたこの11月、株式市場に影響を及ぼすイベントが目白押しです。

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デリバリーと大衆路線転換の「小南国」

ラーメンの味千と比べたら上海料理の「国際天食」(旧社名は「小南国餐飲」)は随分の高級店です。「中国投資考察団」の時には、上海に立ち寄る際、ほとんどと言っていいほど同店に立ち寄り、ヘビの料理(唐揚げ)と汁なしの上海そばを注文し、皆様に楽しんでもらいました。記憶の方も多いと思いますが、いつも超満員のレストランだったのです。

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挫折を経験した味千中国 成功の素になるか

外食系企業の上場は珍しくありません。しかし上場は天井ということも付き物でいかに変化をさせ、顧客を飽きさせないことが外食産業の命綱です。インスタントラーメンの康師傅(カンシーフ)の株価は1香港ドル未満からその後20香港ドル超迄急騰したのはインスタント文化を持ち込、さらに急速に全国展開したお陰です。その後の株価の低迷も市場の頭打ちとその他ファーストフォードが大挙して進出し、消費者が変化を求めた結果でもあるからです。ラーメンの味千中国は上場して11年、株価も浮き沈みを経験しています。

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高級路線の「海底撈」と大衆路線の「呷哺呷哺」

ニューエコノミーとして持てはやされたシェアリング自転車。激しいシェア争いの結果、1位のモバイク(摩拜単車)は美団点評の傘下に入りましたが、2位のofoは独立路線を堅持した結果、VCからの初期投資も底が尽き苦戦していると伝えられています。これから冬に入り、利用者が減少していくことが業績の追い打ちになるだろうと予想されます。しかし冬になると、利用者の大幅増も予想される業界があります。火鍋業界です。

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自動化に活路? AI活用

火鍋と言えば、老舗の東来順のほか、新鋭企業のブランドとして「小肥羊」、「海底撈」、「呷哺呷哺」など何百とは言わず、町中に様々な火鍋の店の看板が見られます。高級レストランの高い敷居よりは安くて美味しいことで市民に親しまれ、昼夜を問わずいつも満員状態です。敷居が低い分、個人経営など新規参入もしやすく競争も激しくなりますが、様々なアイデアで顧客を囲い込む中でAIを活用した自動化サービスで活路を見出す企業が出来てきました。海底撈国際(6862)です。

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「開店3カ月で収支トントン 6~13カ月で投資回収」

「霧の都」と言われるのは重慶です。この重慶には別名があります。「火鍋の都」です。重慶のレストラン5店に1店舗が火鍋の店です。重慶や四川省を発祥地とした火鍋、いま全国に広がり、様々な火鍋のお店は中国全体で35万店に上ると言います。9月26日に上場した海底撈国際(6862)もこの四川省からスタートした会社です。

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「食が経済現象に」

競争のないところでは、独占が生まれ、サービスの低下を招くことは内外様々な業界で実証されています。テンセント系の「美団点評」とアリババ系の「餓了麼」はデリバリー業界で代理戦争の様相を呈していますが、サービスの改善につながれば「良性的」競争になると考えられます。これこそ島国とは違い、13億人の市場は競争してもパイが十分にあるからです。

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代理戦争の始まり

今月11日、前日の米市場の暴落を受け、日本市場も中国(香港)市場も連鎖を受け大暴落となりました。翌日は大半の株が反騰しましたが、上場間もない美団点評は引き続き暴落を余儀なくされています。アリババは「本地生活服務公司」を設立し、傘下「餓了麼」と「口碑」の両プラットフォームを合併させて新会社としてスタートさせることを発表したからです。

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美団点評――現金化の道は

IT(情報技術)の発達で、身の回りのことがAPP一つで物足りる時代になりました。ではそういったAPPサービスの提供(開発)者はどのようなビジネスで成り立っているのか常に疑問に思われます。美団点評は香港市場に上場していますので投資家から疑問が投げかけられるのも当然のことです。

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出前から家事サービスまでのデリバリーを全カバー

中国版Grouponとも言われる美団点評。スタートは共同購入型クーポンサイトと口コミ情報が人気のレストラン予約サイトが合併してできた会社。「中国投資考察団」の際、参加者は50人も80人にも上るとレストランの予約は苦労しましたが、前身の「大衆点評」のお陰で地方都市のレストランも難なく予約ができました。予約サイトの会社が上場すると聞くと何となく親近感が沸いたのです。

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「グルメにレジャー」余暇を楽しむなら美団点評

「歴史は繰り返す」と言います。サーキットブレーカー(circuit breaker)という言葉をこのコラムで使ったのは2015年。指数が5%でも暴落したら取引停止という投資家保護を目的とした制度ですが、その後廃止されました。世界同時株安で11日、上海市場は5.22%、深圳市場は6.07%といずれもサーキットブレーカー発動のラインを割り切ったのです。

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消費がけん引役に 飲食上場ラッシュ

テンセント(0700)の株価はついに300HKDを割切ってしまったのです。9月7日から21営業日連続で7億香港ドル以上を自社株の買戻しに投入していますが、6年ぶりの組織改革に陣痛が伴うことは株価の動きからも伺えます。米中貿易戦で中国の成長モデルも輸出と投資による牽引から消費牽引に切り替わり、大改革が行われる最中です。

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ABCがIT業界の将来を制す テンセントも動く

中国電子商取引最大手、アリババ創業者のジャック・マーに関するニュースが9月から以降また一段と紙面を賑わせています。米GSは現在150ドル台のアリババの目標株価を247ドルまで引上げるレポートを発表する一方、IT御三家の一角にあるテンセントの株価は今年の最高値(475.6HKD)からすでに36%も下落し、先行きが懸念されます。勉強会では、アリババとテンセントの見通しについて多くの時間を取らせてもらいました。

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「The Right business, Right people, Right price」

昨日は都内で恒例の勉強会を開催しました。雨が降りそうで降らないどんよりした空の中でも大勢の方々にお越し頂き心よりお礼申し上げます。「どんよりしたお天気」、現在の中国の株式市場を例えるのにもちょうどいい言葉かもしれません。視界が悪くいつ晴れるか見通しが立てられない状況が続いているからで、この先どう変わるのかは皆様の関心事でした。

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