アントグループは3日夜、上海証券取引所と香港証券取引所でそれぞれA株とH株での新規株式公開(IPO)を延期すると発表した。
アントグループは延期発表後、IPOの延期により投資家にご迷惑をおかけしたことにお詫びをするとともに、上海と香港両取引所の規則に基づき、フォローアップ作業を適切に処理していくとコメントした。
今月2日、中国証券監督管理委員会など監督4官庁が共同でアントグループの実質の支配者、馬雲(ジャック・マー)と井賢棟(エリック・ジン)董事長、胡暁明(サイモン・フー)総裁を呼び、ヒヤリングと監督を指導した。
IPO延期の発表を受け、3日夜始まった米市場では、同社最大株主のアリババの株価は8%以上下落した。
アントグループの上場日は未定だという。