建設機械や鉱業機械、ディーゼル及び天然ガスエンジンなど世界一のシェアを持つキャタピラーは25日、第2四半期の売上高純利益共に予想を超え、4カ月連続プラス成長に転換したことを発表した。
中国のインフラ整備需要が同社成長のエンジンの一つで、第2四半期決算発表と同時に通年の業績を上方修正した。
今年3月、アジア地域での販売が前月比46%急増し、51カ月連続のマイナス成長に終止符を打った。3月から以降4カ月連続プラス成長となっている。
キャタピラーのJim Umpleby CEOは中国の建設業と北米の天然ガスは今期のスポットライト。上半期のパフォーマンスから見て通年の見通しを上方修正する自信があると述べ、通年の売上高目標を従来の420億ドルから440億ドルへと引き上げた。
同社株価は25日、5%急伸した。
MBO Capitalのアナリストは、同社目標株価を110ドルから125ドルまで引き上げた。
(WSJ見聞)