中国石油化工(シノペック)は29日、第1四半期(1~3月)の決算報告を発表した。それによると、売上高は前年同期比15・5%増の7175億7900万元(1元=約17円)、親会社株主に帰属する純利益については、中国会計準則に照らせば、21・3%減の147億6300万元、国際決算報告準則に照らせば、19・9%減の154億6800万元となった。中国証券報が伝えた。
探査・開発面では、石油・天然ガス生産量は前年同期比1・9%増の1億1346万バレル。うち、国内の原油生産量は0・2%増、天然ガスは6・7%増。売上高は21億4300万元となり、黒字転換した。
製油面では、原油加工量が前年同期比2・7%増となり、石油製品生産量は3・8%増だった。うち、ガソリン生産量は5・9%増、灯油は6・6%増。製油事業の売上高は119億6300万元だった。
販売・分売面では、石油製品販売量は5・4%増の4974万トン。うち、国内の石油製品販売量は5・2%増、小売量は2・5%増だった。同事業の売上高は78億6600万元。
化学工業面では、エチレン生産量が1・8%増の304万9千トン、化学工業製品の販売量は14・3%増の2337万3千トン、同事業の売上高は69億5300万元。
また、シノペックの第1四半期の資本支出は119億1400万元。うち、探査・開発事業の資本支出は55億6200万元、製油事業は19億9500万元、販売・分売は25億2100万元、化学工業は17億9900万元。本部や他の資本支出は3700万元だった。(「新華財経速報」より)