中国国家統計局が31日発表した5月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.5だった。4月より0.9ポイント低く、3カ月ぶりに好不況の境目とされる栄枯線の50を下回った。市場予想の50.2に及ばなかった。
3カ月ぶりの栄枯線割れについて、国家統計局は前月の製造業の伸びが大きく、反動で5月の有効需要の不足で全体を押し下げたとしている。
アナリストは、例年6月は5月より振るわず、加えて外需が弱く、不動産業の調整圧力が依然残り、マクロ政策が定まらない影響で消費投資も弱い傾向にあるとの見方を示した。