アリババグループの天弘基金(ファンド)傘下、余額宝は19日、第1四半期の決算報告を発表し、利益が65億5900万元だったことを明らかにした。
ファンド余額宝は2013年に設立し、一日平均7287万元(1元=約17円)の収益を投資家に還元し、業界でもっともリターンの多いファンドとして知られ、ファンド成立後累計で1760億元の収益を還元している。
高い収益で人気を集めた同ファンドは、2018年第1四半期にそれまで最高の1兆6900億元が集まった。単一ファンドとして規模や成長が膨らみ、リスクが伴うため、2017年から投資(購入)額の制限措置を設け、規模縮小を図った。第1四半期末までの規模は1兆400億元と前期比マイナス7.96%となった。
なお、2018年までの同ファンドの保有口座数は前年より1億1400万(24%)増の5億8800万(口座)に達し、国民の「小銭の財布」化している。