米ファイザー社と独BioNTechが共同開発した新型コロナウイルスワクチンの有効性が90%に達したと発表してから、中国株式市場で大手投資銀行は復星医薬の株価を相次ぎ引き上げるレポートを発表した。
米ジェフリーズ (Jeffreys)は、今年3月復星医薬はファイザーと独BioNTechの両社と中国での同ワクチン商業化の独占ライセンス契約を締結し、中国での販売代理権を取得した。両社は有効性が90%に達したと発表したことで、中国での独占代理権取得の復星医薬が恩恵を受け、同社目標株価を39HKDまで引き上げた。
クレディスイスは、復星医薬はグローバルなデータを使って中国に導入し、新型肺炎ワクチンBNT162b2の中国での認可を模索するとして、早ければ来年の上半期に(中国での使用が)認可されるだろうとした。同社目標株価を従来の36HKDから43HKDまで引き上げ、レーディング「アウトパフォーム」とした。