中国IT大手の百度(バイドゥ・9888)と吉利控股が共同出資で作った集度汽車は1日、21年度のQ2ミーティングを開催した。集度汽車CEOの夏一平氏は同社初の自動運転モデル車が22年北京国際モータショーでお披露目されることを明らかにした。
百度は今年自動運転の完成車製造にに参入すると正式に表明し、3月に吉利汽車(0175)の親会社である吉利控股と合弁会社の集度汽車(百度は55%、吉利は45%)の設立を発表した。
初モデル車の発売価格について、夏CEOは20万元(約330万円)以上とし、同社自動運転システムの「Apollo(アポロ )」と吉利汽車の浩瀚SEAシステムを搭載すると明かした。
夏CEOは更に今年第3または第4四半期に同社初の融資を行うことを明らかにし、今後5年間で自動運転車の開発に500億元を投じる予定だとした。
香港市場では2日の前場で、百度は一時1.3%高、吉利は8.9%高で取引されていた。