石四薬集団第1四半期経常利益40%増

 輸液大手の石四薬集団(旧「利君国際」・2005)は30日、今年第1四半期(1~3月期)の監査前業績を発表した。
 同社第1四半期の売上高は29.5%増の12億3100万香港ドル(以下同)、経常利益は40.1%増の7億8700万ドル、純利益は10.6%減の1億9400万ドル(20年第1四半期の純利益は2億1600万ドル)だった。
 純利益減の理由について、同社は21年1月12日、自社役員や管理職、中堅社員に1億株のストックオプションの付与に伴い、当該オプションを行使のためキャッシュ以外の一時的費用として6700万ドルが計上されたためとし、前年(20年)同期には当該費用が生じていなかったとしている。
 同社が3月30日に発表した20年度の本決算によると、売上高は8.1%減の42億6100万ドル、純利益は46.1%減の6億1200万ドル、EPSは0.2019HKDで、期末配当として0.05HKD(通年で0.1HKD)を実施する予定。
 なお、本決算の権利落ちは5月25日で、配当金は6月8日に既存株主の口座に振り込まれる予定という。

 

 

 

 

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