不動産デベロッパーの碧桂園(2007)が10日発表した23年上半期の決算(速報)では、450~550億元(1元=約20円)の赤字であることが明らかになった。
赤字の理由について、不動産市場の低迷で売上高と利益率が共に減少し、保有物件の減損が増加したほか、為替差損も加わったとしている。
その上で、「設立以来、最大の困難に直面している」と認め、現在、債権者とのコミュニケーションを維持し、さまざまな債務管理措置を講じると強調した。
同社は7日、いままで発行した社債2本の利息の償還日が8日に控えているが、償還日から30日間の猶予期間に入ったと公表した。
これを受け、11日、同社株が売られ、取引時間内に最大13.46%安まで下落し、終値は10.58%安の0.93HKDと、株価が1HKD以下の「セント株」となった。