中国の生活関連サービス大手、美団(3690)の一日当たりフードデリバー受注件数は9千万件、GMV(流通取引総額)は出前サービス市場の7割を占めていることがネット専門の雷峰網の統計で明らかになった。
フードデリバリー2番手のアリババ傘下の「餓了麼(ウーラマ)」と京東集団傘下の京東外買は自社一日当たりの注文件数を相次ぎ公表する中、最大手の美団のデータが注目されている。
統計によると、美団の客(オーダー)単価は約30元(1元=約20円)なのに対して、前出2社は茶飲料やコーヒーなどの受注が多く、客単価は13~14元程度に留まっている。
これを基に、美団のGMVは1日当たり27億元、「餓了麼(ウーラマ)」は約5億2千万元、京東外買は約3億5千万元であると試算される。
京東外買の新規参入により、市場がさらに激化している。