美団、レベル4自動配送車を実用化 北京で運用開始

 中国フードデリバリー大手の美団(3690)は19日、5段階のうち「レベル4」の自動運転能力を備えた独自開発の次世代自動運転配送車の運用を北京市順義区で本格的に開始した。同社が独自開発した自動配送車が規格化量産能力を持ち始めていることを示した。
 次世代無人配送車は前世代を高度化・モデルチェンジしたもので、積載量150キロ、容積540リットル近く、配送時の最高時速20キロ。24時間全天候で走行でき、都市道路での航続距離は80キロ、150メートル離れた障害物を感知して自動的に減速できる。
 次世代自動配送車の生産工程では自動車産業の基準の一部を採用、車両のドライブ・バイ・ワイヤ化やデジタル化、整合性評価などを実現、規格化量産能力をほぼ備えている。
 美団は今後3年間、北京市の順義区や北京経済技術開発区、広東省深圳市などで自動配送車を導入、出前のほか食料品や日用品などの無人配送サービスに利用する計画だ。(新華社4月21日配信)

 

 

 

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