中堅証券の国泰君安証券は7日、フードデリバリー大手の美団(3690)に関するレポートを発表し、中国のコミュニティ共同購入の市場規模は2兆2300億元~4兆3600億元に達する見込みで、美団は生活関連サービスのリーディングカンパニーとしてシェアのトップを確保すると予想した。
さらに、21~23年の売上高予想は1799億元、2591億元、3451億元とし、純利益はマイナス145億元、マイナス36億元、244億元と23年に黒字転換した上、大幅増益になると予測した。
美団は3月26日、20年12月期の通期業績を発表した。20年の売上高は前年比17.7%増の1148億元(1元=約17円)で過去最高を記録したほか、初めて1千億元の大台に乗せた。営業利益は61.6%増の43億3千万元、利益総額は2.1倍の47億800万元、調整後の純利益は33%減の31億2千万元だった。20年末までの12カ月で取引実績のあるアクティブ店舗は680万店、アクティブユーザーは5億1千万人に達したという。