莎莎国際、6月末まで内陸の実店舗をすべて閉鎖へ

 化粧品の小売りチェーンを展開する莎莎国際(0178)はこのほど、内陸で展開するすべての実店舗を6月末までに全数閉鎖することを明らかにした。今後、オンライン店舗で事業を継続する。 
 同社によると、3月31日までの事業年度で、中国内陸での売上高は5億2100万香港ドルで、うち、80.3%はオンラインショップによるものとなっている。
 莎莎国際は1978年に小売りチェーンを開始し、最盛期には世界で280店舗を展開した。22年3月末までm内陸での店舗数は77店だったが、23年から店舗数を減らしてきた。
 25年の決算報告では、売上高が9.7%減の39億4200万香港ドル、純利益が64.8%減の7697万香港ドルまで下落した。うち中国内陸での売上高は10.5%減の5億2100万香港ドルに留まり、実店舗の売上高はわずか19.7%だった。
 内陸店舗の賃料の高さ、客足の継続的な減少、地元の美容ブランドや電子商取引(EC)プラットフォームとの激しい競争が、店舗閉鎖の主な理由とされる。

 

 

 

 

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