重慶機電 ディーゼル発電機需要増で株価急伸

 中国国有工作機械メーカーの重慶機電(2722)の株価は26日、前日比20.49%高の1.47HKDで取引を終えた。20日からの1週間で株価が2倍急伸した。
 アリババなどクラウド企業が今年設備投資の大幅増を表明し、AIDC(自動認識技術)およびデータセンターの構築ラッシュが続き、ハイエンドディーゼル発電機の需要が急増している。恩恵でカミンズなどの海外メーカーの電力システム事業の売上高と利益率が大幅に増加していることを受け、重慶カミンズ発動機の株式50%を保有する重慶機電が市場で注目されている。
 重慶機電は、自動車部品、一般機械、CNC工作機械、動力機器の製造と販売を手掛け、エンジン、トランスミッション、水力発電設備、電線・電化製品、一般機械、金融サービス、CNC工作機械、高電圧変圧器、資材販売の9つの事業部門を通じて事業を展開している。また子会社を通じて、自動車用トランスミッションシステムやウォーターポンプの製造も手掛けている。
 重慶市トップの袁家軍氏が25日、アリババCEOの呉泳銘氏と会見したことも同市へのアリババの投資が憶測され、国有の重慶機電が恩恵を受けることも買いを誘っている。

 

 

 

 

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