香港証券取引所(HKEX)が5月19日に発表した「デュアルカウンターモデル」(香港ドルと人民元の2通貨建てによる証券取引制度)の6月19日の実施に、香港市場上場中の24社が参加することを決めたことが24日明らかになった。
デュアルカウンターの導入について、HKEXの関係者は香港の資本市場にとって一里塚的なことで、証券発行者と投資家により多くの取引の選択肢を与えるだけでなく、人民元の国際化にも寄与するとの見方を示した。
参加を表明した24社はストックコネクト対象銘柄だという。
BYDも参加表明の1社で、同社は香港ドル取引のH株と人民元取引のA株も発行しており、同社を含むAH同時上場の銘柄に株価の差が出ているため、今後香港市場での人民元の株価とA株での人民元の株価との差の動きについても注目される。