通信機器大手の中興通訊(ZTE)は6日、2019年第1四半期決算と中間期決算の予報(速報)を発表した。
それによると、第1四半期の売上高は前年比19.3%減の222億元、上場会社の普通株主に帰属する純利益は116%増の8億6300億元だった。また上半期業績の予報として純利益は前年比115.3%~123%増の12~18億元の見込みだという。
国信証券は同社に関するレポートで、同社業務はキャリアネットワーク、政府や企業、消費者の3大セクターに分かれ、現在、IoT(モノのインターネット)やIoV(車のインターネット=Internet of Vehicles)、光通信、シリコン・フォトニクス、Pre-5G/5Gなど戦略的新興市場を積極的に開拓し、とりわけ5Gネットワーク設備分野での競争力が強く、全産業チェーンで布石しており、今後成長を回復するだろうと指摘した。2019年~21年までのEPS(一株当たり純利益)は1.22元、1.58元、1.93元と予想し、株価評価として「買い」を維持した。