インド、シャオミの資産48億元を凍結、没収に

 中国スマホ大手のシャオミは14日、インド現地法人の銀行口座に保有する資産のうち、48億元(555億ルビー)相当の資金がインド側に凍結されていることについて、コメントを発表し、「グローバルでの事業運営は適法かつコンプライアンスを遵守し、事業所在地の関連法規をしっかり守っている」とインドで事業は同国の関連法規を一貫して順守していることを表明した。
 インド政府の金融犯罪対策機関である執行局(ED)は今月9日、同国の外国為替管理法(FEMA)に違反して不正な海外送金をした疑いで、シャオミのインド法人と幹部3人のほか、シティバンクを含む取引のある3銀行に対し、理由の説明を求める通知を出したことを明らかにした。
 これにより、差し押さえられた資産が没収される可能性が出てきた。
 シャオミの昨年の純利益は85億元で、インドでの資産48億元が没収されれば、昨年の純利益の56.7%の利益が消えてなくなることを意味する。
 インド政府はさらにシャオミのほか、中国のOPPOやRealme、VIVOなどの中国スマホメーカーに対してCEO(最高経営責任者)やCOO(最高執行責任者)、CFO(最高財務責任者)、CTO(最高技術責任者)などの要職はすべてインド国籍の人を任命するよう求めていることが明らかになった。

 

 

 

 

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