中国商業銀行不良債権比率 0.12%増

四半期ごとに発表される商業銀行の不良債権比率が0.12%上昇していることが明らかになった。
中国銀行保険監督管理委員会がこのほど発表した2018年第2四半期銀行業主要監督管理指標データによると、第2四半期の商業銀行不良債権残高は1兆9600億元で前期(第1四半期)より1829億元増加し、不良債権比率は1.86%で、0.12%上昇したという。引き当てカバー比率は178.70%、前期より12.58%減少した。
一方、上半期の商業銀行の純利益は1兆0322億元で、前年同期比6.37%増加したが、伸び率にして前期より1.55ポイント下落した。
専門家は不良債権残高と比率の増加は季節的要因と不良債権認定基準が厳しくなったことが原因だと指摘し、銀行資産の品質はコントロール可能なレベルにあり、カバー比率も合理的水準にあるとしている。

 

 

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