中国預金準備率引き下げへ 年内4度目

中国人民銀行(中央銀行)は7日、金融機関の預金準備率を1.0%引き下げる金融緩和措置を発表した。
今月15日から実施する。預金準備率の引下げは、1月、4月、7月に続き今年四度目となる。今回の引き下げにより1兆2000億元(1元=約16円)の流動性を市場に放出されるが、中期貸出ファシリティーとの相殺で計7500億元が株式市場や不動産、企業など実体経済分野に注入されると見られる。
このタイミングでの時間準備金引下げは、デレバレッジ政策の持続で市場の流動性不足が顕著になったこと、マネーサプライ(M2)の伸び率が8.2%で史上最低のタイ記録を作ったこと、国慶節期間中の香港株式市場が大幅に下落し、史上を安定させる必要があったこと、米中貿易戦による実体経済への影響を最小限に抑えることなどの理由が挙げられている。

 

 

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