第3四半期デフォルト33件 上半期を上回る

中国金融統計のWindが27日、今月26日現在の第3四半期で、債券市場で33件のデフォルトが発生し、債務不履行件数として上半期を上回っていることが明らかになった。中国紙「21世紀経済報道」が27日付で報じた。
同紙によると、今回のデフォルトには、以前の特定の地域や業界に集中するという特徴ではなく、過去数年の金融緩和で無謀にレバレッジをかけた企業が「災害区域」となったという。
同紙はWindの統計として伝えるところによると、デフォルトは33件で、総額は375億元に上り、件数、金額ともに上半期を大きく上回ったという。
これについて、投資銀行、中国国際金融のアナリストは、2018年は中国債券市場の信用リスクが頻発する時期だが、しかし経済や業界の好不況との相関関係ではなく、デレバレッジによる信用収縮によるものだと指摘した。

 

 

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