業績予告の上場企業65%に増益

 中国上海、深圳市場に上場する3000社を超える企業の内、1月2日まで、約三分の一に当たる1232社が2018年度の業績予告を発表した。
 金融経済情報統計のWindによると、業績予告を発表した1232社の内、増益が792社で、割合にして約65%に当たり、その内、前年比100%増益が123社、1000%増益が4社だった。増益の多い業界は、ケミカル、酒類と食品製造、医薬、建材などが並んだ。医薬品業界について、年末になって医薬品の購買に関する政策的影響でセクター全体が下がり傾向にあったが、通年では安定した需給関係で良好な業績を維持したという。
 しかし、予告済み増益の上位20社の内、主業務(本業)による増益は2社に留まり、残り18社は投資収益や連結決算、政府補助金など非経常損益によるものだと指摘されている。
 なお、業績予告の1232社は中小企業を中心とし、大企業の業績予告も今後順次発表される。

 

 

 

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