中国の中央銀行である中国人民銀行は13日、一部銀行を対象に預金準備率を引き下げると発表した。実体経済を支援し、企業の融資コスト軽減を目的として包括的金融の目標を達成した銀行の預金準備率を0.5~1%引き下げる。16日から実施する。
また一部商業銀行に対してさらに1%引下げ、長期的資金として市場に5500億元(1元=約15円)を放出する。
人民銀の関係者は、大掛かりな金融緩和ではなく、内外のバランスを取ったものだとしている。
中国の預金準備率引下げが今年に入り、今回は2回目で、1月1日にも実施した。