日本の投資家にIPO当選のチャンスは

 中国版ナスダックとされるハイテク新興企業向けの科創板(イノベーションボード)は本日(22日)上海証券取引所で取引が開始されました。初日の公開企業は25社。その内18社の初値が公募価格より100%以上高騰し、そして昼近く25社の株価が揃って100%を超え、「IPO長者」輩出の神話をまた一つ株式市場に残したことになります。IPO人気は日本も中国も変わらずで、人気銘柄に至ってはなかなか当選のチャンスが回ってこないのも事実のようです。しかし、そのようなチャンスがもしかして来るかもしれないことが現に起きています。上場予定の会社と親会社の主幹事会社が当社に声がかかっています。

 声をかけてくれたのは、水処理大手の北控水務とD証券(キャピタル・マーケッツ香港)です。北控水務を初めて訪問したのは2011年4月。以来毎年のように、同社北京の水処理工場を見学したり、香港で同社の説明会を開いてくれたり、東京で同社役員と懇談したりして交流を続けてきています。同社株価も2HKD未満から、2015年の大相場の際、7.5HKD台に乗せ、その後4HKDを挟んだ値動きとなっています。今年中国三峡集団傘下の長江電力が同社に出資したことが市場で注目され、株価も一時高騰しました。

 同社は今年の5月、傘下子会社の「北控都市資源集団」(以下「北控都市資源」という)の有価証券上場申請書を香港証券証券取引所に提出しました。
 北控都市資源は中国廃棄物総合処理ソリューションの事業者で、生活ごみの回収など環境衛生サービスや工業、医療など危険廃棄物処理サービスの請負を主要事業としています。生活ごみの処理も工業廃棄物の処理も非常に高度に分散した事業で、リサーチとコンサルティングのフロスト&サリバン(Frost & Sullivan)によると、同社は中国で業界4番目に大きい事業体ですが、市場シェアはわずか1.6%で廃棄物処理の設計能力は2018年末時点で中国では6番目にランクインし、市場シェアは0.7%に留まっていることがわかっています。
同社の事業収入(売上高)は2016年~2018年まで、それぞれ2460万、9億1240万、22億1180万香港ドルで、粗利は901万、2億4300万、6億1600万香港ドル、純利益は1920万、6680万、2億1590万香港ドル(同社発表)となっています。
 同社の共同引受幹事会社は、海通国際とDBS銀行で、上場の具体的期日は未定です。今般、親会社の北控水務の株主で、副社長の李海楓氏とD証券のアナリストが来日し、機関投資家へのプレゼンテーションを行います。期間中の8月6日の夜、当社のため時間を空け、投資家の皆様に北控水務の現状と北控都市資源のIPOの進展について説明してくれることになりました。ご希望により、IPOの事前申し込みも可能だと言うので、関心のある方は下記概要をご参照の上、ご参加のお申し込みをお願いします。

開催概要
期 日: 2019年8月6日(火)
時 間: 18:30~
会 場: 天厨菜館銀座店(勉強会利用会場)
住 所: 〒104-0061
       東京都中央区銀座5-7-19 銀座フォーリービル6F
       TEL:03-3574-8471
アクセス: 地下鉄銀座線銀座駅A1出口徒歩1分
      JR 有楽町駅 徒歩10分
      http://r.gnavi.co.jp/g358300/map/
  ☆会 費 お一人様 ¥16,200 (税込)*
  【振込先】 
       三菱UFJ銀行 浦和支店
       口座番号 (普通) 0116845
       口座名義  株式会社京華創業(ケイカソウギョウ)
申込方法: 下記アドレスに info@keika-corp.co.jp
「8月6日北控水務説明会参加」と、ご氏名、連絡先電話番号を明記の上ご送信ください。参加可能という返信を受けてから会費をお振込みください。

 なお、本件参加に関してご不明な点、電話でもご質問を受け付けます。ご利用ください。

 

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