上海「科創板」本日取引開始 25社上場へ

 中国の上海株式市場に、ハイテク新興企業向けの「科創板」(イノベーションボード)が新設され、本日(7月22日)、情報技術や新素材、ハイエンド装備など新興企業25社が取引を開始することになる。
 「科創板」は2018年の11月に創設が発表され、同市場のメインボードの審査制に対して登録制で上場基準は大幅に緩和される。またメインボードの値幅制限に対して「科創板」は公開から5営業日で値幅制限なしで取引されるので、値動きの激しさも予想される。
 中国証券大手の中信証券は、初日の売買回転率は35%~65%に達し、出来高は130~240億元(1元=約16円)、株価の上昇率は平均20%、第一週目にメインボードからの流出資金は200~370億元になるだろうと指摘し、メインボードに対する影響は限定的なものだと分析した。
 なお、「科創板」は中国の「ナスダック」であると指摘する向きもある。

 

 

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