「空飛ぶタクシー」を実演 億航智能

 中国小型無人機(ドローン)メーカー、ナスダック上場の広州億航(イーハン)智能技術(EH)が開発した2人乗りの「空飛ぶタクシー」が26日、福建省福州市で開かれた第4回デジタル中国建設サミット(4月25~29日)の会場で実演飛行を実施した。
 実演飛行をしたのは同社開発の純電気駆動の垂直離着陸機、AAV216型機で、操縦者が搭乗しない自律飛行型、搭乗者は2名。
 同型機は乗客が機内に設置されたスクリーンの離陸ボタンをタッチするだけで指定した目的地まで飛行する。高速通信(4Gや5G)ネットワークを活用して遠隔操作や飛行データのリアルタイム伝送を実現した。
 同型機は2020年1月7日、米ノースカロライナ州で海外初公開し、実演飛行を行った。
同社開発責任者の徐華翔氏は、億航は自動運転と5Gネットワーク技術を結び付けてデジタルテクノロジーの力で伝統的交通インフラの構造転換をけん引し、グレードアップしたアーバンエアモビリティ(UAM)を構築し、スマート化したモビリティの実現に寄与したいと抱負を語った。

 

 

 

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