アブダビが蔚来汽車の株式7%を取得 役員派遣合意

 中国電気自動車新興勢力の蔚来汽車(NIO・9866)は20日、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ首長国が同社株式の7%を取得することで両者が合意したと発表した。
 それによると、アブダビが経営権を持つ投資事業体CYVNホールディングスがNIOの新規発行A類株式約8500万株を1株当たり8.72ドルで、合計7億3850万ドル(1ドル=約142円)を投じて購入するほか、さらに同社大株主のテンセントからも4千万株の譲渡を受けて合計7%の株式を取得し、董事会(取締役会)に役員を1名派遣するという。
 上海に本社を置く蔚来汽車(NIO)が今月発表した第1四半期(1~3月期)の出荷台数が予想以上の減少で赤字も拡大し、競争の激しい中国の新エネルギー車市場で劣勢に立たされるのではないかとの懸念が拡大した。
 同日のニューヨーク市場でのNIOの株価は前日比3.6%下落した。

 

 

 

 

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