中国電子商取引(EC)大手のアリババは2日、昨年度の自社株買い戻しに95億ドルを投じたことを明らかにした。
それによると、12月31日までの12カ月間、同社は米国と香港市場で95億ドル(約680億元)で8億9790万株(1億1220万ADR相当)の自社株(普通株)を買い戻したという。
12月31日までの流通株は200億株(25億ADR)で、22年12月31日までの流通株207億株、ストックオプションのために発行した株を計算に入れると、流通株の3.3%相当を減らしたことになる。
同社の買戻し計画に基づく買戻し枠は残り117億ドルがあり、25年3月まで同計画が進められるという。
アリババの発表と同じ日に、テンセントも直近3カ月に買戻した株数は発行済み株式の0.63%に当たる5972万株で、通年の買戻し金額は494億3300万香港ドルだったことを明らかにした。
両社の発表に入り、アリババの買戻し金額がテンセントを上回ったことが明らかになった。