資産規模が世界最大の中国工商銀行(1398)は10日、米ヒューストンにビジネスセンターを立ち上げたことを発表した。
発表によると、ヒューストンに支店を開設する中国系金融機関として同行が初めてで、ヒューストンのほか、石油産出のテキサス州もサービスの対象となるという。
中国工商銀行は2008年ニューヨークで初の米進出の支店を開設し、その後サンフランシスコ、ロサンゼルス、シアトルでも相次ぎ開設した。
ヒューストン支店の開設について、同行の胡浩副総裁は、2000年から以降中国系企業のテキサス州での投資総額は70億米ドルを超え、投資先はエネルギーのほか、農業、原材料、金融、不動産など多岐に渡り、サービスの現地化を通して支援したいと語った。(新浪財経)