アンテナなど通信機器メーカー、京信通信(2342)の株価は5日午後、5%以上急伸した。
同社は2月26日、20年度の業績速報を発表し、純利益はマイナス1億9千万香港ドルと前年の1億5200万香港ドルの黒字から一転赤字転落することを予告した。
中国系証券会社は5日同社に関するレポートを発表し、赤字転落はコロナ禍で国内通信キャリアは5G関連支出を控えたことによる需要減が理由で、同社海外業務が安定的に拡大し、直近3年の海外ネットワークアクティブ製品の平均伸び率は30%を超えた。アジア太平洋地域や中東地域など海外市場は依然として4Gを中心としており、同社FDDマルチポート共有アンテナが相次いで海外で落札し、通年の海外業務は35%増の見込みだと指摘した。