中国が研究開発する時速600キロの高速リニアモーターカーの試作車が23日午前10時50分、山東省青島市でラインオフした。これは中国が高速リニア技術分野で重要な進展を実現したことを示している。新華社が伝えた。
高速リニアモーターカーは、航空機と高速鉄道間の旅客輸送速度の空白を埋めることができ、中国の立体的高速旅客輸送交通網の整備に大きな技術的・経済的意義を持っている。
中国の鉄道車両製造大手、中国中車傘下の中車青島四方機車車両股份有限公司は現在、高速リニア事業を巡って高速リニア実験センターと高速リニア試作センターの建設を進めており、今年下半期の運用開始を予定しているという。また、5両編成の時速600キロの高速リニアのエンジニアリングプロトタイプ(EP)の開発も順調に進められている。計画によると、時速600キロの高速リニアEPは2020年にラインオフし、2021年には実験用線路でシステムの総合テストを実施し、統合検証を完了させ、高速リニアの事業化を実現する。